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不動産コラム

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フィリピンの住宅市場(パート1:住宅ニーズについて)

2019年08月11日

こんにちは、代表の宮﨑です。

7/22~7/24日まで、フィリピンの戸建住宅の視察に行って参りました。

フィリピンの住宅については項目を分けてお伝えしていこうと思います。

 

第1回は「住宅ニーズについて」

 

フィリピンは人口1億700万人。

30年で1.5倍、80年で2倍弱(約1億9200万人)まで伸びると言われています。

平均年齢23歳(日本の平均年齢は46歳)

ASEANにおけるGDPランキングも5位まで上がっており、成長率は約7%(10年で所得2倍)でインドネシアを抜いてトップです。

 

つまり、人口が増えて所得が伸びるという戦後の日本のような状態。

そのような状態なので、年間8万戸の住宅供給不足が発生しています。

 

フィリピンは皆さんがイメージされるように、まだまだバラック的な建物が多く、所得格差が激しい国です。

郊外に行けば行くほど、治安も悪く、ひどい住環境が広がっています。

その為、分譲地は壁で囲われ、入り口に警備員が在中し、そこの住民か宅配関係の人しか入れないようになっています。

住宅価格も主に5つの階層に分かれ、その階層ごとにコミュニティが形成されています。

 

今回は主に中階層向けの分譲地を見学してきました。

ただ、スケールが大きすぎる。

日本の阪急グループが行っている販売価格1000万円ほどの分譲地は1800戸ほど。

三菱グループが行っている400万~500万円ほどの分譲地は4000戸ほど。

どこまでが対象地か分からない大きさです。

 

そしてその分譲地が販売すれば、売れる売れる!!

細かな販売方法、プランニングはお伝えできませんが、モデルルーム見学のみでほぼ全部売れてしまうそうです。

 

人口増加中でかつ所得も伸びている。

 

昔の日本で言われていた「土地神話」。

土地は持っていれば値段が上がる。

 

フィリピンは、今まで土地価格が下がったことが無いそうです。

未だに土地価格が上がり続けています。

 

所得が増えた人々は、土地(家)を持つことが、最高のステータスなんです。

 

飛ぶように売れる訳ですよね…

 

この国の市場規模は計り知れない…

 

これからのフィリピンの発展が楽しみです。

 

第2回では、「住宅性能について」書きたいと思います。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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